ひるトン東京ヘイ ブログレッシブ

思わず、立て板に水を流すような実況中継

家から電車で2駅ほどのところに、凄く旨いお好み焼き屋があると聞いて、早速行ってみることにした。

実はこの「凄く旨いお好み焼き屋」という言葉自体はあまり真に受けていなかった。お好み焼きやたこ焼などの粉モノは好きだけれど、所詮味の基本ラインは最後に塗るソースで決まってしまう宿命の食べ物。また焼き方によって味の膨らみは全然違ってくるかもしれないが、肝心のその部分はお好み焼きの場合、ほとんどが客任せ。そんな性格の食べ物だけに「ここのお好み焼きを一度食べたら他所の店では食えなくなる」と言われてもねぇ・・・、という感じだった。

で、結果、この店のお好み焼きは結構旨かった。焼き方を失敗してしまったが、まともに焼けばふっくらして更に旨かったかもしれない。まあどっちにしろ、予想した範囲内、というところだった。

だが、なぜかトマトサラダが異常に旨い。大ぶりの完熟トマト2個を薄くスライスしてあり、ちょっと甘味のある醤油+オニオン系のドレッシングが実に良く合っている。トマトは櫛型切りだとあまり好きではないのだが、こういう薄いスライスだとそれだけでも個人的にポイントが高くなってしまう。ドレッシングが旨ければ尚更、そして500円の割に量もあり大満足。

あと、もんじゃ焼も旨い。イカもんじゃを頼んだのだが、イカの持つ旨味が生地全体に広がって、絶妙の味付けにいい感じで旨味をプラスさせている。

というわけで、お好み焼きよりもむしろもんじゃ焼の方に惹かれたわけだが、別のテーブルにおいて、このもんじゃ焼を巡り事件が勃発していたのである。

実は自分にとって、もんじゃ焼という食べ物は決して馴染み深い食べ物ではなく、今日でまだ3~4回目。東京出身というともんじゃ焼に慣れ親しんでいるように思われることもままあるのだが、近所にお好み焼き屋はあってももんじゃ焼屋は無く、二十歳になるまでは名前しか知らなかった。

そんな自分でさえ、最初に具を炒め、ドーナツ状の土手を作り、その中に汁を注ぎ入れ、ちょっと固まり始めたらグチャグチャにし、後は小さなコテで鉄板に押し付けパクパクいただく、という一連の流れはとりあえず知っている、のだが・・・・。

嫁の背中越しに座っていた、50代の夫婦と思しき2人連れの鉄板の上で、コトは起こっていた。

具を炒め、山のようにしたところまでは良かったのだが、この白髪まじりの旦那さん、土手を作ることなく、山の頂上に向かって汁をドドドドーッとかけ始めたではないか。当然の如く汁はキャベツの隙間から染み出して、鉄板全体に広がっていく。しかしこの旦那さん、一向に怯まない。全ての汁を山に向かって全てかけてしまった。

行き場をなくしたサラサラのもんじゃの汁は、鉄板の一番端、焦げたのを落とすスポットへ、ドドドッと落ちてゆく。こっこれは・・・もんじゃ界のナイアガラ、いや茶色だからイグアスか!?とにかく、汁の半分くらいは鉄板の下へ消えていってしまったのであった。

「あっ!」「うあっ!」「あちゃー・・・」「・・・消えちゃったよ。」などと、向こうの夫婦に聞こえない程度の声で感嘆符を漏らす自分に、背中越しで一切見えない嫁は不思議な顔をしていたが、顛末を話すと大爆笑。「でも、土手を作らない作り方もあるんだよね」とは嫁の弁だが、そういう作り手なら、まず汁がどっかいっちゃうような作り方はしないだろ・・。

途中で異変に気づいた店の女将さんが、そのテーブルにだけあれこれとお節介を焼きだした。代わりの汁を持ってきて足し、一通り仕上げ、最後には小さなコテを手渡して。旦那さんは苦笑いしながらペコペコ。

作り方を知らないのはしょうがないが、汁が凄い勢いで流れ出しても手を止めないんだもんなあ。ああなるの、わかりそうなもんなのに。

そうかと思えば隣のテーブルに座った若いカップルは、メニューを見て男の方が「あの、げそわさってのはどういう食べ物なんですか?」と女将さんに尋ねている。それ自体どうかと思ったが、「イカのゲソをわさび醤油で食べるんです」というごく当たり前の返事を聞き「そうなんですか」と妙に納得していると、今度は女の方が「そうだ、いたわさっていうじゃない、そのワサよワサ!」とか言ってるしで、何とも面白い店だ。

この店のウーロンハイは、こだわりのカフェにおけるアイスコーヒーの如く、なんと氷そのものまでウーロン茶で作っているらしい。だから色が異常に濃いのが特徴だが、アルコール分の濃さも今まで経験のないレベル。まるで甲類焼酎をストレートで飲んでいるような感じでたった一杯で酔っ払ってしまった。だが今考えると、酔っ払ったのは笑いすぎの所為かも。
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by hiruji | 2006-05-04 23:58 | 日記その他

競馬/食い物/音楽/NFLに関するひとり言。更新頻度いささか自信ございませんが。
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【ひるじ】
41歳スチャラカ社員。

犬を連れてたら西郷風らしい。神社のハッピが似合うらしい。

変態癖少々あり、知識人気取りあり、嫁あり、毛だらけで耳だけデカい食欲旺盛な娘あり。


■好きな場所
絵笛日本の漁港離島

■気になる馬
出資馬達、名付けた馬達、走り方に惹かれる馬達、零細血統の馬達など多数。

■気になるTeam
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