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ひるトン東京ヘイ ブログレッシブ

カシミール・シンドローム

昼の2時過ぎ、デリー銀座店に行ってみた。ここ1~2ヶ月ほど、カシミールカレー(辛さ★★★★★)の禁断症状が出ていたためだ。

初めて上野店でカシミールを食べた時は、その辛さはともかく、自分に苦手な風味(焦げたような味わい。実際焦げているというわけではなく、多分スパイスの味)を感じて、思ったよりも旨いとは思わなかった。でも、ハーフサイズでインドカレー(辛さ★★★)と一緒に頼んで食べ比べしたところ、圧倒的にカシミールのほうが味が深く感じ、この時よりすっかりカシミール中毒になってしまったのである。

巷では上野店の方が評価が高いようだが、自分がハマったのは銀座店の方。かといって銀座店の方が自分の口に合うということでもなく、かなり個性の強い味だけに、多分慣れの問題なのだと思う。

今回は午後のセットを注文。ラサムスープ(orサモサ)+サラダ+好みのカレー+ライスと好きな飲み物で¥1,600だったと思う。あと、今回カシミールと同じくらい楽しみにしていた、銀座店にしかない、鉄板に乗った大きなタンドリーチキンのハーフを追加したところ、それが付いたセット(¥2,100)もあるということでそちらに変更。

各料理のレビューはいずれ東京グルメの方に書くので詳しくは触れないが、今回も前回同様、大満足させて貰った。銀座店が好きなのは、味はもちろんのこと店が広くて落ち着く上、接客もしっかりしていてとても居心地がいいところにある。1人、または2人でサッと目当てのカレーをいただくには上野店が向くが、カップルやグループでカレーの他の料理も楽しみながらゆっくりとするにはこの銀座店もってこい。値段だって、「銀座で晩御飯を食べる」ということを考えたら、コストパフォーマンスはむしろ優れていると言ってもいいのではないか。

肝心のカシミールだが、やっぱりすんげえ旨い。昔はサラサラのカレーと日本米の相性に疑問を感じていたが、なぜかデリーのカレーは日本米にもピッタリ合うから不思議。旨い、実に旨い。だが、本当~~に、辛い。最初はそうでもないが、途中からどんどん増幅し、口の中がホットになったと思ったら身体中がカーーーッとしてくる。頭のてっぺんから顔じゅう、まるでサウナに入ったように汗が噴き出し、鼻はズルズル・・・。これ以上は辛すぎて(からすぎて、でも、つらすぎて、でも可)、もうダメかと思うのだが、小瓶に入ってるきゅうりのピクルスをつまむと、いい具合にクールダウン。そう、ものすごく辛いのだが、あまり後に引きずらない辛さなのだ。これを数回繰り返した頃には、ライスの方だけが早々となくなってしまい慌てておかわり。そして、貴重なカシミールを一滴残らず完食。

ふぁあ~。しかし、この充実感は一体なんだろう?旨いものを腹いっぱい食った充実感ではない。むしろ、歯を食いしばって一つのことをやり遂げたような、3kmほど泳いできた後のような、何とも心地よい疲労感を伴った充実感なのである。

実は仕事に行く前に寄ったのだが、その後会社で自分の席に座り、パソコンを起動させたのはいいが何もやる気が起きない。どうやら、会社へ着く前に完全に燃え尽きてしまったようだ。



# by hiruji | 2006-05-07 02:47 | 食い物

PRIDE、高阪剛の戦いぶりにただ感銘。

最近の格闘技のノリがどうも好きではない。特にPRIDEにおける番組作りをはじめとした演出方法は、盛り上げようとするあまり、ネタの引っ張りや過剰演出が目立ち、却ってヒイてしまう。入場シーンで流される、CXアナウンサーによる当事者になりきった変な一人称台詞などその最たるものだし、高田の喋りにもウンザリ。勿体ぶってない分、まだ小池栄子が喋ってる時の方が聞きやすいぐらいである。

でも、今日はすっかり高阪剛の戦いっぷりにやられてしまい、そんなことはどうでもよくなってしまった。このために慌てて帰ってきて良かったと思った。

相手がマーク・ハントだったというのは確かに大きいだろう。この人、とにかく相手の良さを引き出すのがうまい。そういう意味では、ハントは本職プロレスラーよりもプロレスラーっぽいと言えるかもしれない。だけれども、そんなこんなを踏まえた上でも、今日の高阪のファイトからは一時たりとも目を離せなかった。

殴られても蹴られても、勝ちに行こうとパンチを出しながら前へ前へ、そして殴り倒されても直後にタックルに行こうとする気迫に圧倒される。そんな激しすぎる1ラウンドを終えたインターバルのさなかでも、高阪の眼光は鋭さを増すばかり。負け=死、というサムライの宿命をしっかと受け止め、勝つことだけしか考えていない目だ。そして再びゴングが鳴れば、静かに戦場に赴き、バズーカを持った敵に対して決して退かない戦いを始める。切られても切られてもタックルを仕掛け、バズーカ砲を受ければ殴り返そうと前に出て行く。凄い、凄すぎる・・・。

悲壮感を漂わせての戦いは本意でないだろうし、結果負けてしまったことで、いくら「いい戦いだった」「これだけ戦えるのに引退なんて勿体無い」とファンから言われても、決して本人の心には響かないだろう。

でも、言わずにはいられない。高阪剛という漢の生き様、しっかり拝見しました。格闘技を涙流しながら見たのは多分生まれてはじめてですが、勝手ながら、貴方から大いなる勇気をいただきました。

スポルトで「これからの格闘家には今日の高阪の戦いをお手本にして欲しい」と言うようなことを高田が言っていて、心の中で思わず「まず自分が一番に見習ったら?少なくともミルコ戦であんな怯えの表情をしてた人が他人に云々言うもんじゃないよ」とツッコんでしまったりもしたが、マッチメイクにも絡んでるんだろうし、今日のところはまあいいや。

兎に角、素晴らしい試合をありがとう。同じ学校の同期生として、誇りに思います。



# by hiruji | 2006-05-06 03:39 | スポーツ

小沢兄弟、海釣り転向はどうだ さすれば多少は塩味だ。

待ちに待った、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のエピソード8が放映された。今バラエティで、録画の準備をしながらワクワク待つ番組なんて、これくらいのものだ。

何といっても一番楽しみなのが、くじらの○○スターシリーズである。ビリヤード、ダーツ、クライマー、早撃ち、そしてバスやヘラブナなど細分化された釣りのスター達。見ている人のほぼ9割以上が真似された本人を知らないという、実に斬新な物真似、いや、笑いのポイントはモノマネよりも前フリがほとんどだから、新たな芸域を自ら切り開いたというべきだろう。

より前フリに力が入った前回のイカ釣りスターシリーズ、「イカは俺の前でスミを吐かない。吐くのは弱音だけだ!」等の名台詞回しで、もはやいくとこまでいっちゃった感じだったが、今回の「鮎釣りスターシリーズ」もなかなか。コピーとしては前回が凄すぎたので上回るところまでいっていない感じだけれど、その後の細かいモノマネや落ち方には、前回より力を入れて考えた様子。ネタとしてはまだまだ無限にあると思われるので、今後も楽しませてくれそうだ。コンビを解消し、ピンになったらしいので、イベントなどではあの辺のネタが生で見られるとなれば、一度ライブも見てみたいなあ。

くじらとは逆に、過去のチャンピオンをはじめとした常連達はおしなべて苦戦か。特にずん・やすや小猪木のネタは変わりばえがしないのでさすがに飽きてきた。アタック25で一世を風靡した博多華丸は、児玉清ネタに行き詰まりを感じたのか今回は王監督ネタ。よく見ると確かに似せているのだが、声質が全然違うだけにスッと脳に入り込んでこないのが残念。シューレスジョーやサワー沢口も、もういいかなあ。サワーは、吐くにこだわらず、リアルに云々・・・でああいうベクトルのネタがまだありそうな気がするんだが。対して、リアル馬場の山田カントリーは今の路線でもう1~2回はいけそうだ。

360°モンキーズは最初の頃よりネタが面白くなってる。やっと来たねえブコビッチ。今回は相方の顔が小田そっくりってのもポイント高し。ガリットチュウ福島は、2時間ドラマ系で押すのがよさそう。今回の愛川欽也はまあまあってところだったけど、あの木の実ナナのウインク顔は忘れられません。次課長河本も面白かったが、この人なにをやってもまずハズさないという実績、安心感があるので、大きな驚きはなし。

初登場の面々はかなりいい感じ。藤原のマネをした、けんだま山口大介という人は、ネタも凄くいいが顔見てるだけで思わず笑ってしまえる、お笑い向きの風貌。あの顔に藤原バリの皺が刻めるんだから凄いよねえ。あと、平泉成を見事にやりきった山崎末吉の末吉くん。ああいう渋いけど独特の形のある俳優さんをマネする人がもっと増えてくれればいいなあ。

最後に、昔からずーーっと気になっていたツボを見事にマネしてくれた、ザ・プラン9の鈴木つかさ氏。あの顔、格好で、スカッと乾いたキャラが多い笑点のレギュラー陣の中で唯一の湿式キャラ、好楽のあの湿り気たっぷりの余韻に目をつけ、演じてくれたのに大感謝です。

トータルで見ると、マンネリネタがかなり多い分前回よりちょっと落ちるかなと感じたけど、初登場の人達に期待がもてそうなんで、来週の後半も楽しみだあ。



# by hiruji | 2006-05-05 02:36 | 日記その他

思わず、立て板に水を流すような実況中継

家から電車で2駅ほどのところに、凄く旨いお好み焼き屋があると聞いて、早速行ってみることにした。

実はこの「凄く旨いお好み焼き屋」という言葉自体はあまり真に受けていなかった。お好み焼きやたこ焼などの粉モノは好きだけれど、所詮味の基本ラインは最後に塗るソースで決まってしまう宿命の食べ物。また焼き方によって味の膨らみは全然違ってくるかもしれないが、肝心のその部分はお好み焼きの場合、ほとんどが客任せ。そんな性格の食べ物だけに「ここのお好み焼きを一度食べたら他所の店では食えなくなる」と言われてもねぇ・・・、という感じだった。

で、結果、この店のお好み焼きは結構旨かった。焼き方を失敗してしまったが、まともに焼けばふっくらして更に旨かったかもしれない。まあどっちにしろ、予想した範囲内、というところだった。

だが、なぜかトマトサラダが異常に旨い。大ぶりの完熟トマト2個を薄くスライスしてあり、ちょっと甘味のある醤油+オニオン系のドレッシングが実に良く合っている。トマトは櫛型切りだとあまり好きではないのだが、こういう薄いスライスだとそれだけでも個人的にポイントが高くなってしまう。ドレッシングが旨ければ尚更、そして500円の割に量もあり大満足。

あと、もんじゃ焼も旨い。イカもんじゃを頼んだのだが、イカの持つ旨味が生地全体に広がって、絶妙の味付けにいい感じで旨味をプラスさせている。

というわけで、お好み焼きよりもむしろもんじゃ焼の方に惹かれたわけだが、別のテーブルにおいて、このもんじゃ焼を巡り事件が勃発していたのである。

実は自分にとって、もんじゃ焼という食べ物は決して馴染み深い食べ物ではなく、今日でまだ3~4回目。東京出身というともんじゃ焼に慣れ親しんでいるように思われることもままあるのだが、近所にお好み焼き屋はあってももんじゃ焼屋は無く、二十歳になるまでは名前しか知らなかった。

そんな自分でさえ、最初に具を炒め、ドーナツ状の土手を作り、その中に汁を注ぎ入れ、ちょっと固まり始めたらグチャグチャにし、後は小さなコテで鉄板に押し付けパクパクいただく、という一連の流れはとりあえず知っている、のだが・・・・。

嫁の背中越しに座っていた、50代の夫婦と思しき2人連れの鉄板の上で、コトは起こっていた。

具を炒め、山のようにしたところまでは良かったのだが、この白髪まじりの旦那さん、土手を作ることなく、山の頂上に向かって汁をドドドドーッとかけ始めたではないか。当然の如く汁はキャベツの隙間から染み出して、鉄板全体に広がっていく。しかしこの旦那さん、一向に怯まない。全ての汁を山に向かって全てかけてしまった。

行き場をなくしたサラサラのもんじゃの汁は、鉄板の一番端、焦げたのを落とすスポットへ、ドドドッと落ちてゆく。こっこれは・・・もんじゃ界のナイアガラ、いや茶色だからイグアスか!?とにかく、汁の半分くらいは鉄板の下へ消えていってしまったのであった。

「あっ!」「うあっ!」「あちゃー・・・」「・・・消えちゃったよ。」などと、向こうの夫婦に聞こえない程度の声で感嘆符を漏らす自分に、背中越しで一切見えない嫁は不思議な顔をしていたが、顛末を話すと大爆笑。「でも、土手を作らない作り方もあるんだよね」とは嫁の弁だが、そういう作り手なら、まず汁がどっかいっちゃうような作り方はしないだろ・・。

途中で異変に気づいた店の女将さんが、そのテーブルにだけあれこれとお節介を焼きだした。代わりの汁を持ってきて足し、一通り仕上げ、最後には小さなコテを手渡して。旦那さんは苦笑いしながらペコペコ。

作り方を知らないのはしょうがないが、汁が凄い勢いで流れ出しても手を止めないんだもんなあ。ああなるの、わかりそうなもんなのに。

そうかと思えば隣のテーブルに座った若いカップルは、メニューを見て男の方が「あの、げそわさってのはどういう食べ物なんですか?」と女将さんに尋ねている。それ自体どうかと思ったが、「イカのゲソをわさび醤油で食べるんです」というごく当たり前の返事を聞き「そうなんですか」と妙に納得していると、今度は女の方が「そうだ、いたわさっていうじゃない、そのワサよワサ!」とか言ってるしで、何とも面白い店だ。

この店のウーロンハイは、こだわりのカフェにおけるアイスコーヒーの如く、なんと氷そのものまでウーロン茶で作っているらしい。だから色が異常に濃いのが特徴だが、アルコール分の濃さも今まで経験のないレベル。まるで甲類焼酎をストレートで飲んでいるような感じでたった一杯で酔っ払ってしまった。だが今考えると、酔っ払ったのは笑いすぎの所為かも。



# by hiruji | 2006-05-04 23:58 | 日記その他

俺のモビルスーツ、エンブレムは季節外れの雪達磨型

このスキン、既製のものを自分なりにちょっといじったのだけど、Macユーザーが見るとタイトルが縦長になっちゃってるんだとか。見にくくてごめんなさい。直し方がわからないので、次にスキンいじるであろう6月までご辛抱ください。

・・・

昼ぐらいに起きて、嫁の作ってくれたなめたけご飯をかきこみ、シャワーを浴びた。

上がった後、湯上りの旨い一服のために欠かせないコーヒー(といってもインスタント)を淹れるため、パンツ一丁で湯を沸かす。いつものマグカップにエクセラを振り、クリープを入れ、5gのスティックシュガーを手に取ったところでヤカンが鳴った。

ガスを止め、ヤカンの取っ手を持ってマグカップに注ごうと思ったが、砂糖は前もって入れておいた方がいいやと思い直し、ヤカンを右手の中指・薬指・小指の3本で引っ掛けた上、左手に持っていたスティックシュガーを親指と人差し指で千切ろうと右手を動かしたところ・・・

あちぃっっ!!!!

なんということだ・・・腹に、そう、「ネクタイ柄の確認を容易にするため設計された、見事なカーブを描いた上腹部」に、ヤカンの横っ面が当たってしまったではないか。

すぐに離したのだが、腹を見てみると、一円玉くらいの丸い跡が2つ、雪だるまのマークのようになっていた。一つは火傷した箇所、もう一つはその火傷した箇所に付いてたと思われる、皮膚であった。

あまりにも綺麗に皮膚だけ剥離していたので、妙に感心してしまった。

この後なぜか、変に洗ったり拭いたりしたら傷口が汚染されちゃうかなーと思い、そのままの格好でコーヒー啜って一服してたら、嫁に「すぐ冷さんかいっ!」と叱られたのであった。



# by hiruji | 2006-05-03 23:07 | 日記その他

競馬/食い物/音楽/NFLに関するひとり言。更新頻度いささか自信ございませんが。
by hiruji
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Hiruji?

【ひるじ】
41歳スチャラカ社員。

犬を連れてたら西郷風らしい。神社のハッピが似合うらしい。

変態癖少々あり、知識人気取りあり、嫁あり、毛だらけで耳だけデカい食欲旺盛な娘あり。


■好きな場所
絵笛日本の漁港離島

■気になる馬
出資馬達、名付けた馬達、走り方に惹かれる馬達、零細血統の馬達など多数。

■気になるTeam
フィラデルフィア・イーグルス


■好きなDivaひとり
TISH HINOJOSA

■腐れ母体サイト
ひるトン東京ヘイ

■首都圏の食い物屋レポ↓
livedoorグルメ・ひるじ

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