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PRIDE、高阪剛の戦いぶりにただ感銘。

最近の格闘技のノリがどうも好きではない。特にPRIDEにおける番組作りをはじめとした演出方法は、盛り上げようとするあまり、ネタの引っ張りや過剰演出が目立ち、却ってヒイてしまう。入場シーンで流される、CXアナウンサーによる当事者になりきった変な一人称台詞などその最たるものだし、高田の喋りにもウンザリ。勿体ぶってない分、まだ小池栄子が喋ってる時の方が聞きやすいぐらいである。

でも、今日はすっかり高阪剛の戦いっぷりにやられてしまい、そんなことはどうでもよくなってしまった。このために慌てて帰ってきて良かったと思った。

相手がマーク・ハントだったというのは確かに大きいだろう。この人、とにかく相手の良さを引き出すのがうまい。そういう意味では、ハントは本職プロレスラーよりもプロレスラーっぽいと言えるかもしれない。だけれども、そんなこんなを踏まえた上でも、今日の高阪のファイトからは一時たりとも目を離せなかった。

殴られても蹴られても、勝ちに行こうとパンチを出しながら前へ前へ、そして殴り倒されても直後にタックルに行こうとする気迫に圧倒される。そんな激しすぎる1ラウンドを終えたインターバルのさなかでも、高阪の眼光は鋭さを増すばかり。負け=死、というサムライの宿命をしっかと受け止め、勝つことだけしか考えていない目だ。そして再びゴングが鳴れば、静かに戦場に赴き、バズーカを持った敵に対して決して退かない戦いを始める。切られても切られてもタックルを仕掛け、バズーカ砲を受ければ殴り返そうと前に出て行く。凄い、凄すぎる・・・。

悲壮感を漂わせての戦いは本意でないだろうし、結果負けてしまったことで、いくら「いい戦いだった」「これだけ戦えるのに引退なんて勿体無い」とファンから言われても、決して本人の心には響かないだろう。

でも、言わずにはいられない。高阪剛という漢の生き様、しっかり拝見しました。格闘技を涙流しながら見たのは多分生まれてはじめてですが、勝手ながら、貴方から大いなる勇気をいただきました。

スポルトで「これからの格闘家には今日の高阪の戦いをお手本にして欲しい」と言うようなことを高田が言っていて、心の中で思わず「まず自分が一番に見習ったら?少なくともミルコ戦であんな怯えの表情をしてた人が他人に云々言うもんじゃないよ」とツッコんでしまったりもしたが、マッチメイクにも絡んでるんだろうし、今日のところはまあいいや。

兎に角、素晴らしい試合をありがとう。同じ学校の同期生として、誇りに思います。



by hiruji | 2006-05-06 03:39 | スポーツ

競馬/食い物/音楽/NFLに関するひとり言。更新頻度いささか自信ございませんが。
by hiruji
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Hiruji?

【ひるじ】
41歳スチャラカ社員。

犬を連れてたら西郷風らしい。神社のハッピが似合うらしい。

変態癖少々あり、知識人気取りあり、嫁あり、毛だらけで耳だけデカい食欲旺盛な娘あり。


■好きな場所
絵笛日本の漁港離島

■気になる馬
出資馬達、名付けた馬達、走り方に惹かれる馬達、零細血統の馬達など多数。

■気になるTeam
フィラデルフィア・イーグルス


■好きなDivaひとり
TISH HINOJOSA

■腐れ母体サイト
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